MENU

資産運用って何から始めればいいの??

 

「資産運用って何から始めればいいの?」「資産運用を始めてみたけど、自分のやり方があっているのか、わからない。」

 

このように考えるたことがある人も多いのではないでしょうか?私は、20代前半で株式投資をスタートし、そろそろ運用歴10年ぐらいになります。私が、投資をスタートした時は、リーマンショック後でアベノミクスも発動しておらず、恐る恐るの投資スタートでした。

 

20代前半だったので、お金もそれほどなく、毎日、一喜一憂しておりました。その後、アベノミクス発動、世界的な好景気となり、それほど、奇を衒った銘柄でなければ、保有していれば、大体、儲かっていました。

 

その後、海外駐在にいく為、全ての株式を売却→含み益を確定させて、海外赴任を致しました。数年間の海外赴任を終え、日本に帰ってきて、早速、資産運用を開始しました。海外赴任中、お金も溜まっていたので、なるべく早く資産を現金から株式に変えられるように、色々な銘柄を調べて、急いで投資していきましたが、このコロナショックで大きく含み損を抱えることになります。

 

これは、「投資の原則に反した行動をしてしまったから」と、後悔しております。このような私の経験から、投資をこれから始めたい人や始めたばかりの人の参考になればと思い、本記事を書いておりますので、よろしければ、ご覧下さい。

 投資の原則を理解しよう!

投資をするにあたっては、「長期、分散、積立」という個人投資家の3大原則があります。それぞれの内容を説明して参ります。

 

1. 長期

「投資をしている人はモニターの前にずっと座って、チャートをずっと眺めている」、そんなイメージを持っている人もいるのではないでしょうか?

 

そのような人はデイトレーダーといって、「投資」をしているいうより、「投機」をしているイメージです。簡単にいってしまえば、博打をしているようなもので、中には抜群の博才で数分で何百万儲ける人もいますが、どうように数分で何百万円も負けてしまう人もいます。

 

これは、サラリーマンで投資に費やせる時間が限られている人や学生で投資できるお金に制限がある人には向いていません。我々は、「投機」でなく「投資」をしなければならないのです。

 

なぜ、投資の原則の1つが「長期」なのかといいますと、資本主義の原則が「経済は成長する」とのことなので、長期で資産運用の市場にいれば、将来的には儲かる確率があがるからです。最近は、COVID-19の影響で、世界の経済がマイナス成長となっていますが、長期的にみると、経済は4~5%で毎年成長しております。この資本主義の大原則に則る為にも、投資は「長期」的な目線でやっていかなければならないのです。

2. 分散

「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があるのをご存知でしょうか?この言葉は、アメリカのことわざで「Don’t put all your eggs in one basket.」を日本語にしたものです。

 

つまり、一つの資産に集中投資せず、あらゆる資産に分散投資しなさい、ということです。それでは、なぜ、分散投資をする必要があるのでしょうか?

 

例えばですが、ずっと、東京電力の株式に投資することを想定してください。東京電力は、安定した収益を上げていた優良株式でしたが、東日本大震災による原発事故で当時の株価は、2,000円から200円に一気に1/10となってしまいました。

 

東日本大震災という、未曽有の震災は誰も予想できません。こういった予期せぬ事故にも備えて、色々な資産に分散投資することが、リスクをミニマイズする上で大事なことなので、「分散」というのが投資の原則となっております。

3. 積立

原則①②の「長期」「分散」に従って、長期保有目的である日に、100万円で株式10銘柄に分散投資したとします。ところがリーマンショック級の大不況に世界が突然陥り、全ての株価が、1/2になってしまったとします。いずれ回復すると思いますが、不況から立ち直るまで、ずっと含み損を抱えることになってしまいます。

 

こういったリスクを回避する為に、出来るだけ、時間をかけて、少しずつ資産を買っていくのが積立投資です。

 

ドルコスト平均法というのが、積立投資を説明するのに最も適しており、下記の動画が積立投資の効果を説明するのに、わかりやすいと思いますので、よろしければご覧下さい。

youtu.be

 

投資の目標を設定しよう!

前項の投資の3原則をご理解されたら、次は自分の投資スタイルを決定しましょう。投資スタイルを決定する為に、投資の目的を設定するのが良いと思います。

 

例えば、「今、30歳で手元資金が1,000万円、40歳で貯金額を4,000万円にしたい。でも毎年貯金できるのは、200万円ぐらいしかない」という人がいるとします。そうすると、単純に貯金していただけでは、3,000万円しか貯まりません。そうすると、資産運用で、1,000万円儲けないといけません。

 

下図をご覧下さい。毎年2%の利回りで運用したとすると、40歳になった時に、3,400万円しか貯まりません。

f:id:kosodateshoshaman:20200805221505p:plain

年2% 利回りで運用

40歳で4,000万円という利回りを実現する為には、下図の通り、年4.5%の利回りを追求しなければなりません。

f:id:kosodateshoshaman:20200805221827p:plain

年4.5%の利回りで運用

 

このように目的を立てている人は、米国債(現在の利回りは約0.5%)で運用していても目的は達成できません。従い、自分の目的・目標に合わせて、何に投資しなければならないかを考えなければならないのです。

 

自分が何に投資をするかを考える上で、目標を設定しましょう!

 

投資対象の種類を理解しよう!

一概に投資といっても色々な種類があります。不動産、株式、投資信託、国債、社債、仮想通貨などなど。

 

株式投資でも、日本株、米国株、中国株、ASEAN株、日本株ETF、米国株ETFといろいろあります。

 

なので、全部を理解するのは大変だと思いますので、「長期」「分散」「積立」を実践する上で、一番簡単な、「投資信託」「ETF」を覚えて下さい。

 

1. 投資信託

「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。
「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。

投資信託の運用成績は市場環境などによって変動します。投資信託の購入後に、投資信託の運用がうまくいって利益が得られることもあれば、運用がうまくいかず投資した額を下回って、損をすることもあります。このように、投資信託の運用によって生じた損益は、それぞれの投資額に応じてすべて投資家に帰属します。

つまり、投資信託は元本が保証されている金融商品ではありません。
この点は銀行の預金などとは違うところですので注意が必要です。

一般財団法人 投資信託協会HPより引用

つまり、投資信託は、「専門家に預けて、代わりに運用してもらう商品」のことです。それぞれの投資信託には、「米国株に分散投資します」「先進国株に分散投資します」などテーマがあるので、自分が目標とする利回りにあった商品を探してみて下さい。

 

投資信託には、インデックスファンドとアクティブファンドというものがあります。インデックスファンドというのは設定した指標と連動するような投資成績を求めるものになります。例えば、「日本株式インデックスファンド」というものがあれば、日経平均株価に連動するように設計されている商品となります。

 

アクティブファンドは、インデックスファンド以上の運用成績を追求するものですが、その分、リスクが高かったり、手数料が高かったりするので、私はインデックスファンドをお勧めします。

 

2. ETF

ETFとは、Exchange Traded Fundsの略で上場されている投資信託のことです。

下図を見て頂くとわかりやすいと思いますが、流動性が高いのがETFとなります。

f:id:kosodateshoshaman:20200805223707p:plain

ETF・投資信託・株式の違い(日興アセットマネジメントHPより引用)

投資の参考になる本(初心者編)

投資初心者の方に参考頂ける本をいくつかご紹介させて頂きます。

まずは、モーニングスターの朝倉代表取締役が書かれている2冊になります。非常に簡潔な内容で、投資初心者にもわかりやすく書かているのでご参照下さい。

(モーニングスターとは、投資信託の格付けや金融・経済情報を発信する企業です)

 続いて、経済評論家の山崎元さんが書かている本になります。こちらも非常にわかりやすい内容となっています。

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

 

最後に、資産運用の重要性を説いたロバート・キヨサキさんの本です。

 

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。皆さんの資産形成のお役に立てれば、幸いです。