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ブロガーが米国株を推すには訳がある!

最近、米国株をお勧めする記事やブログが増えたと感じませんか?

 

私が米国株を始めたのは、5年ほど前なので、昔と今の違いをそこまで明確に言えるわけではありませんが、少なくともこの5年で倍以上に増えたイメージです。周囲でも、米国株を始めた友人が増えました。

 

今回の記事では、なぜ、色々な人が米国株をお勧めするのか。を私なりの解釈でご説明していきます。

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アメリカの高い経済成長率!

アメリカの経済成長率ってどれくらい?

アメリカ合衆国(以下、アメリカ)は、先進国にも関わらず、高い経済成長率を上げています。2018年のOECD34カ国の中で経済成長ランキング11位にランキングしています。(2.927%)

 

11位と聞くと、そんなに高くないように見えますが、経済の規模を考えると、約3%で成長しているのは、素晴らしい状況かと思います。ちなみに1位はアイルランド(8.3%)、2位はポーランド(5.1%)と経済的な小国で、経済大国のドイツ、イギリス、フランスは、それぞれ28位(1.522%)、31位(1.398%)、26位(1.725%)にランキングされています。日本は最下位の0.814%です。

 

企業の財務諸表を見るときに重視する点は、安全性と成長性の両面から見るのが基本ですが、これを国に置き換えると、アメリカは、成長性の面から◎と思います。次に安全性の面から言うと、世界で流通する貨幣の約60%がドルとなります。日本が中国やタイから貨物を輸入する時も、決済手段としてドルが使われています。この事実がアメリカの財政は信用できることの裏返しです。

 

以上から、アメリカは非常に有望なマーケットであると思います。

なぜアメリカは高い経済成長を遂げられるの?

アメリカはなぜ高い経済成長を遂げられるのでしょうか?

 

経済成長を簡単に定義すると、人口増加×生産性で定義できると思いますが、アメリカは両側面で良い結果を出すことができています。よくアメリカが経済成長をする理由を、生産性のみに求め、シリコンバレーに代表されるイノベーションに富む企業文化とそれを支える自由な政治制度という論調がありますが、生産性要因の経済成長率は、実は、ヨーロッパとあまり変わりません。むしろイギリスより低いです。

 

1990年から2015年の平均経済成長率を見ると、アメリカ2.38%(生産性要因1.40%、人口増加要因0.98%)、イギリス2.01%(生産性要因0.52%、人口増加要因1.49%)、フランス1.48%(生産性要因0.95%、人口増加要因0.53%)、日本0.88%(生産性要因0.77%、人口増加要因0.11%)、となっています。

 

つまり、アメリカの成長の主な源泉は、人口増加にあります。その人口は今後どうなっていくかというと、2060年に4億人を超えると推定されており、2016年比+25.2%なります。ちなみに他国は、ドイツ-12.8%、イギリス+17.4%、フランス+11.3%、日本- 31.2%、中国-9.0%です。さらに、アメリカと強い経済関係にあるカナダ、メキシコも+25.5%、+30.2%とそれぞれ人口増加推定されています。

 

故に、アメリカは人口増加要因を主因とした高い経済成長を今後も続けるので国として、今後も投資魅力があると判断できます。

 

株主還元姿勢!

ビジネス・ラウンドテーブルという、米国の主要企業が名を連ねる財界ロビー団体がありますが、97年の声明では、「企業は主に株主のために存在する」と明記しております。これが示すように、それだけアメリカという国は、資本主義を大切にしており、株主還元を重視する姿勢をとっています。これは、米国株に投資する人にとっては、非常に有益なことですね。

 

ただ、昨今のコロナ禍で多くの企業が倒産の危機に陥り、政府が給付金で手助けをしていましたが、企業が倒産してきたきっかけの1つとして、「企業が株主に利益を還元しすぎた為だ!」という批判もあり、株主だけでなくすべてのステークホルダー(地域社会や従業員、取引先等)の為に企業は活動しなければならないという機運が高まっています。

 

その為、行き過ぎた株主還元姿勢は是正されると思いますが、それでも資本主義の代表格であるアメリカが株主への還元姿勢は貫かれると思います。

1株から買える!

1株から買えることも大きな魅力です。ちょっと前から、日本株も1株から買えるようになってきましたが、投資の原則の1つである「積立」を実行するには、最低取得価格が安い方が好ましいです。その点、米国株は、1株から買えるので、望ましいです。

手数料が安い!

証券会社や約定金額によって、細かい条件は異なりますが、米国株、中国株、アセアン株の手数料はざっと以下の通りとなっております。

米国株 → 約定代金の0.495%(税込)

中国株 → 約定代金の0.55%(税込)

アセアン株→約定代金の1.1%(税込)

勿論、日本株より手数料は高いですが、外国株の中で割安です。

 

 

いかがでしたでしょうか?皆さんの資産運用の参考になればうれしいです。 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。