ビジネスマンは、自己研鑽ってどのように選べばいいの?
自分のスキルアップの為に、自己研鑽をしなければならないけど、何から始めればよいか、わからない。。。といった若手のビジネスマンの方が多いと思います。
そんな中でとりあえず、「英語を勉強してみよう」「簿記を取ってみよう」なんて考えて、取り組みますが、目標がしっかりしていないと中々継続できません。何かを習得するのに一番必要なのは、継続することで、継続できないと結局、何も身につかないです。
本記事では、私なりの自己研鑽の選び方、考え方をご紹介しますので、宜しければご覧下さい。
会社の中での立ち位置を認識しよう!
多少の差はあると思いますが、多くの会社組織は以下の図のように分類されます。
多くの営利企業は、「営業」と「管理」に分かれ、「営業」の中には「調達」「生産」「セールス」などがあり、管理の中には「経理・財務」「人事・法務」などがあります。まずは、会社の中で自分はどの役割を担っているのか。ということを明確にしましょう。
私の考えでは、自己研鑽=座学、仕事=実践と思っております。「実践」だけで能力を身に着けることは出来ると思いますが、「理論」を知っているとより効率的に、覚えられますし、他人への説明もわかりやすく説明できるようになります。
従い、自己研鑽する時は、自分の会社での役割を理解して、その仕事にリンクすることを選びましょう。
営業で必要な自己研鑽
管理部署にいると、割と何を勉強すればよいか明確かと思います。経理部署にいる人は、簿記1級を目指せばよいし、人事部署にいる人は、社労士なんかを勉強すればよいと思います。しかし、営業部署にいる人は、業界によって必要なスキルは異なるし、若いビジネスマンは何を勉強すればよいのだろう、と思ってしまうことがあると思います。
そんな人にはまず、「マーケティング」の基礎知識を勉強することをお勧めします。「マーケティング」と聞くと、「ものをどうやって販売するか?」「どうやって広告を打つか」と考えがちですが、「マーケティング」とは「顧客を特定」し、「顧客の問題を解決すること」です。このスキルは、「調達」をやっている人も「製造」もやっている人も「開発・設計」をやっている人も必ず必要な能力です。
その視点を身に着けるのには、なんでもいいので、マーケティングの基本的なフレームワークを紹介している本を読むと良いでしょう。私は、以下の本を入門書としておすすめします。
部署にかかわらず必要な自己研鑽
アカウンティングやファイナンス、リーガル、マーケティングといった専門的な自己研鑽に加えて、何か1つ”GENERAL”な自己研鑽もやっておくと良いでしょう。
一番、一般的なのは「英語」でしょうか。ただ、英語が業務で必要でない人は目的が明確でないので、あまりお勧めしません。そういった方は、ITリテラシーを高めるのが良いと思います。ITリテラシーはビジネスではだれもが必要な能力なので、取得しておいて、損することはないと思います。
※ビジネス三種の神器
ビジネス三種の神器として、英語・会計・ITと言われています。この3つの能力が一定以上あると、確かに世界は広がると思います。英語が読めれば、情報リソースは広がりますし、会計知識があれば、より深くビジネスを理解できると思います。ITリテラシーがあれば、業務効率化し自由な時間を創出することが出来ます。なので、この3つは、基礎として必要なことだと思いますが、この3つはあくまでツールなので、「自分で考える力=ロジカルシンキング」「物事の背景を読み解く力=教養」がないとツールは意味をなさないので、その点はご注意ください。
プライベートでも自己研鑽を!
ビジネス面でのスキルアップの為に自己研鑽は勿論必要ですが、人生100年時代に突入し、人生を楽しむ力も必要です。その意味で、「体を鍛える!」「映画を楽しむ!」などの力を身に着けることも立派な自己研鑽です。そういった自分の趣味を磨く努力もこれからの社会を生き抜く上で大切なスキルだと思うので、ぜひ、養って下さい。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!