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働く意味について考えよう

FIRE(Financial Independence Retier Early)という言葉が浸透してきて、働く意味を考える方が増えてきております。私もFIREを目指しておりますが、その上で、FIREをして何がしたいか?何のために働いているのか?ということはよく考えた方が良いと常日ごろ思っております。

 

そんなときにZUU ONLINEさんの下記の記事を拝見しました。

 

zuuonline.com

 

内容は、働くことは、お金の為でもあるが、「社会との接点」「生きがい」といったことに加え、「健康」にも良い影響がある為、これからの時代は、働くことの意識を少し変えていった方が良いという内容です。

 

私もこの記事のように、私にとっての働く意味について、考えてみたいと思います。

 

マズローの欲求5段階説

5段階欲求とは、アメリカの心理学者 アブラハム・マズローが唱えた自己実現理論です。人間は、下層の欲求が満たされると、より高位の欲求を求めるようになるということです。

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①生理的欲求

生きていくための基本的・本能的な欲求を指します。例えば、「食欲」や「睡眠欲」がこれにあたります。「生きていく為に”働く”」ということは、この生理的欲求を満たす為に、”働く”ということだと理解できます。

 

②安全欲求

安全・安心な生活を送りたいという欲求を指します。例えば、雨・風をしのげる家に住みたい、治安のよい街に暮らしたいという欲求が、これにあたります。「最低限度の生活を送る為に”働く”」ということは、この安全欲求を満たす為に”働く”ということだと理解できます。

 

③所属と愛の欲求(社会的欲求)

アイデンティティのよりどころが欲しいという欲求です。例えば、野球チームに入って仲間が欲しい、という欲求がこれにあたると思います。「孤独にならない為に”働く”」ということは、この所属と愛の欲求(社会的欲求)を満たす為に”働く”ということだと理解できます。

 

④承認欲求(尊厳欲求)

他者に認められたいという欲求です。例えば、出世したい、という欲求がこれにあたります。「みんなに尊敬されたい為に”働く”」ということは、この承認欲求(尊厳欲求)を満たす為に”働く”ということだと理解できます。

 

⑤自己実現欲求

自らが想像する理想の自分になりたい、という欲求です。例えば、画家などが自分の書きたい絵に打ち込むことはが、この欲求にあたると思います。「自分らしく生きる為に”働く”」ということは、この自己実現欲求を満たす為に”働く”ということだと理解できます。

 

お金の為に働く、社会との接点の為に働く

「お金の為に働く」というのは、生理的欲求、安全欲求を満たす為に働くこと、若しくは、尊厳欲求、社会的欲求を満たす為の手段にお金が必要だから、働くということで、①~④を目的としていると思います。

 

「社会との接点の為に働く」というのは、③~④を目的としていると思います。

 

どの目的の為に働くかは、人間の本質的な欲求の為、どれも肯定・否定されることではないと思います。私が、疑問を思っているのは、”どのように働くか”ということです。

 

サラリーマンとして働くということ

サラリーマンとして働くことで、①~④の欲求はある程度、満たされると思いますが、それと同時に、⑤の欲求を満たしづらくなると思っています。

 

一般的な営利目的の会社は、

「資本家から集めたお金を使って、資本から経営を委託された経営陣が、労働者を利用して、お金を稼ぎ、資本家に利益を還元する」

という仕組みなっています。

 

会社に所属すると、仲間もできますし、会社によっては”○○社に勤めているなんてすごい!」と羨望のまなざしを獲得することもあるかもしれません。

 

しかし、サラリーマン(一般社員層)は、あくまで、経営陣が策定した戦略に基づいて行動するのが、”義務”です。そうすると、自分が違うと思ったことでもやらなければならない局面もありますし、自分を犠牲にすることも多々あります。すなわち、⑤自己実現の欲求を放棄することに近しい、と私は思っています。

 

だからといって、”自分の信じること”を貫き通していたら、仲間も去っていくかもしれないですし、出世もせず、冷たい目で見られるかもしれません。だから、自分の拠り所を会社に求めすぎるのは良くない、と私は思っています。

 

欲求を満たす拠り所をどこに求めるか?

会社だけに求めると、会社内で立場が危うくなった時の対処がきかないので、昔の友人であったり、趣味であったり、そういったところにも自分の社会的欲求や承認欲求を求めていくと良いでしょう。

 

ここでポイントなのが、友人、趣味は、自分で選択できるので、③、④の欲求を満たす為に、⑤を犠牲にしなくて良いことです。”自然と調和する人間になりたい”という自己実現欲求があるのであれば、それに合わせた、コミュニティに属し、そこで③、④の欲求を満たせばよいのです。

 

仕事でそれを満たすのでも良いです。とにかく、自分が選択できる立場にいるのが大事なのです。

 

私は、その観点から、会社に依存しない為に、ベーシックインカムが欲しい=配当収入が欲しい、ということで、インカムゲイン投資をしています。

 

以上、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。皆さんのご参考になると幸甚でございます。過去の関連記事も宜しければ、ご覧下さい。

 

kosodateshoshaman.hatenablog.com